韓国国会議員が指摘する「日本から北朝鮮への不正輸出」を行った人物達とは

韓国の新聞である「中央日報」がこんな記事を掲載しました。

【 韓国国防委所属議員「むしろ日本が北朝鮮にフッ化水素を密輸出して摘発」】

記事曰く『韓国国会国防委員会所属の河泰慶(ハ・テギョン)議員(正しい未来党)が「日本が過去にフッ化水素など戦略物資を北朝鮮に密輸出した事実が日本安全保障貿易情報センター(CISTEC)の資料で確認された」と明らかにした。』
『具体的な事例としては、1996年1月大阪港に入港中だった北朝鮮船舶がフッ化ナトリウム50キログラムを、2月には神戸港に入港中だった北朝鮮船舶がフッ化水素酸50キログラムをそれぞれ船積みした。』等々。

まあ、こういう話になってくると「原本データに当たる」のが必須なので、調べてみました。

調査対象となる日本安全保障貿易情報センター(CISTEC)の資料(原本データ)は、CISTECのwebサイトの「外為法違反事例」ページにある『不正輸出事件の概要 (PDF)』

最終更新日は2016年10月14日、1963年(昭和38年)から2014年(平成25年)までの51件の不正輸出が網羅されています。

古いものではココム違反関連の事件も入っています。

この中で「最終輸出先が北朝鮮」の不正輸出は28件あり、全体の55%を占めます。
不正輸出の半分以上が北朝鮮行きです。

さらに「最終輸出先が北朝鮮」の不正輸出28件のうち、「日本人以外(法人代表者が外国人の場合を含む)が行った案件」と判別が出来るものが17件。

法人名等のみのものに関して、調査して「日本人以外(法人代表者が外国人の場合を含む)が行った案件」と判明したものが4件。
不明が1件。
この外国人は全て「漢字名」なので、朝鮮籍、韓国人、中国人のいずれかと思われます。
判明しているだけで、北朝鮮への不正輸出の75%が「東アジアの人(名前の漢字からして、多分韓国か朝鮮籍の人)」です。

これらの事件の大半は「タバコ」「古タイヤ」「ピアノ等贅沢品」「化粧品」といったものです。

その中で今回韓国側が「日本も北朝鮮向け軍事物資の不正輸出やってるじゃないか」と指摘したのが以下の5件。

①1996年、東亜技研工業(株)によるフッ化ナトリウム、フッ化水素不正輸出(外為法違反)

②2002~2003年、(株)明伸による直流安定化電源装置3台不正輸出(キャッチオール規制違反)

③2003~2004年、(有)アイ・ディー・サポート他1名の共謀による周波数変換器1台不正輸出(キャッチオール規制違反)

④2002~2003年、明昌洋行(株)による凍結乾燥機1台不正輸出(キャッチオール規制違反)

⑤2008年、(株)盛田忠雄による大型タンクローリー1台不正輸出未遂(外為法違反)

まあ、確かに該当する不正輸出が5件ありますが、これちゃんと内容確認するといろいろ面白いことが……

①の東亜技研工業(株)、当時の代表者は【金基敏】氏です。
②(株)明伸は朝鮮総連傘下の企業から独立した会社で、当時の代表者は【金学淳】氏です。
③(有)アイ・ディー・サポート社長は日本人ですが、共謀者は朝鮮籍の【李英順】氏です。
④の明昌洋行(株)、当時の代表者は【金英根】氏です。
⑤(株)盛田忠雄の当時の代表者は【鄭麟采】氏です。

 

ここまで読めば大体説明不要かと思います。

さて、このような経緯で北朝鮮への不正輸出に関しては韓国並びに朝鮮籍の人物が関与していることになりますが、この点について韓国政府はどう釈明するつもりでしょうか?

仮に、厳しく対応するのであれば「韓国及び朝鮮籍の人物に対する輸出業規制」や「韓国及び朝鮮籍の人物に対する就業ビザの発給停止」、「在日韓国朝鮮人の特別在留許可停止」「韓国からのノービザ入国の停止」といった強い“規制”が必要になると思うのですが……

1件のコメント

  1. 韓国指導的立場の人の病的な妄想は福澤諭吉の頃と変わりないです。韓国は北朝鮮に呑み込まれるべきです。ベトナムみたいに。ドイツ方式は無理です。

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