誰が次期アメリカ大統領になっても変わらない「3つの事実」

もうまもなくアメリカ大統領選挙における選挙人の投票結果が開票され、その後アメリカの次期大統領が決定することになります。

昨年11月の大統領選挙においては、海外の勢力が選挙に影響を与えてた可能性が高く、投票自体も不正が行われてたと考えられる証拠が見つかっている状況ですので、次期アメリカ大統領が誰になるかは、依然不透明な状態です。

世間ではトランプ大統領が選挙結果を覆すために努力をしてるように報道されていますが、以前からお話ししている通りアメリカの大統領選挙には「有権者による投票結果」「選挙人による投票結果」「大統領の選出」の三つの要素が存在するため、これらは必ずしも連動していません。

特に有権者による選挙結果を覆すことは時間もかかり、非常にハードルが高い問題です。

日本の選挙においても、一票の格差が5倍近く存在しているにも関わらず、実施された選挙結果が覆ることはありません。

違憲状態という裁判結果が出ても、選挙自体は有効であるという結論になります。

この点についてトランプ大統領陣営は十分理解しており、最終的には1月6日に選挙結果を受け入れるか否かの部分に焦点を絞った活動を行ってきていることがわかります。
(要は訴訟等を利用した時間稼ぎと世論形成をターゲットとしてきたわけです)

最終的にどのような結論が出るかは現時点では分かりません。

しかし、次期大統領が誰になるかに関わらず明確に変わらないことが3つあります。

この3つの要素こそが、今後のアメリカの情勢を分析する上で極めて重要になります。

1つ目の要素が「トランプ大統領の大統領選挙における得票数」です。

トランプ大統領は2021年1月5日時点で7422万2958票の有権者票を獲得しており、歴代大統領最多になります。

つまり大統領選挙の得票数から見ると、これまでの大統領(民主党支持者に大人気のオバマ大統領を含む)の中で最も国民に人気の高かった大統領であると言えます。

この点において、トランプ大統領が史上最強の大統領であるとも言えます。

言い換えると、マスコミによる逆風報道の中、トランプ大統領を積極的に支持した国民が極めて多かったということになります。

日米のマスコミ報道は、この歴代で最も熱烈に国民から支持されている大統領がトランプ大統領であったことを全く理解していません。

仮にバイデン大統領が誕生したとしても、トランプ大統領に投票した史上最大の7400万票を超える有権者を全く無視した政治を行うことは事実上不可能です。

2つ目の様子は「バイデン候補に投票した有権者の半分以上がアンチトランプのスタンスで投票している」という事実です。

純正にバイデン候補を大統領にしたくて投票した有権者はそれほど多くありません。

バイデン陣営が仕掛けた選挙戦略は「アンチトランプに訴求する戦略」でした。

これは、バイデン候補の有権者への訴求力が極めて低く、逆にトランプ大統領の実績が高かったかったことから取られた戦略でした。

結果として、選挙戦で掘り起こされた票の多くは「バイデン支持」ではなく「反トランプ」票で、このことが今後のアメリカの状況に大きな影を落とすことになります。

仮にバイデン大統領が誕生しても、今後の国家運営が「自分たちの希望通りでない」場合は、いとも簡単にバイデン政権を見捨てるでしょう。

さらにバイデン候補に投票した多くの有権者(反トランプ票)はトランプ大統領の支持者たちと融合することができない人たちであるため、選挙後の挙国一致体制を取ることはほぼ不可能です。

これは、トランプ大統領に対抗するためにバイデン陣営が選択した選挙戦略の大きなミスです。

さらに、3つ目の要素があります。

「バイデン支持者は勝利者としての行動を行うことができなかった」という事実です。

マスコミ報道ではトランプ大統領の支持者たちがグットルーザーではないという報道が盛んになされていますが、実際にはバイデン支持者が勝利している(事になっている)にも関わらず、トランプ支持者に対して極めて口汚く罵り、暴行を加え、トランプ支持者たちをまるで非国民のごとく扱っています。

通常、勝利した陣営は、入った陣営に手を差し伸べ、選挙後の融和を図るのが常です。
そうしないと、以後の国家運営で大きな支障が出るからです。

しかし今回は全くそれが出来ていません。

バイデン支持者達がトランプ陣営の支持者たちとの融和を全く考えずに行動していることの影響を全く理解していません。
マスコミも「トランプ憎し」の意識が強く、敵対状態を煽る報道を続けています。

バイデン支持者たちはトランプ支持者をアメリカ国民だと思っていないと言われても仕方のないレベルです。

仮に今回の件でバイデン大統領が誕生したとしても、このような敵対的な構図は全く変わりません。

加えて、このような状況の発生に中国の影がちらついている状況であるため、今後アメリカの国内政治は混迷を深めることになります。

トランプ大統領が再選できなかった場合、トランプ氏は4年後の大統領選挙に出馬することになるでしょう。(そして圧勝すると予測します)

この流れになった場合、4年後の民主党は壊滅的な打撃を受けると考えられます。

またトランプ大統領が再選した場合、外国勢力のアメリカ国内での工作を徹底排除する流れになるでしょう。

中国お得意の浸透作戦が極めて順調に進んでしまっていることから、アメリカ国内は中国に乗っ取られる寸前の状況です。

民主党議員だけでなく共和党議員の中にも中国からの金縛りや、ハニートラップにかかっている議員が発生している状況ですので、これらの排除はトランプ大統領再選の重要な課題となるでしょう。

いずれにしても今後アメリカ国民は分裂し、事実上2つのアメリカが発生してしまうことになると考えられます。

この状態では日本はアメリカを後ろ盾として考えた戦略は取れません。

次期大統領が誰になろうとも、日本にとっては対中戦略も含めて独自の外交や経済政策を取る必要に迫られます。

結果の如何を問わず、極めて厳しい声を迫られることになるでしょう。

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